食事を変えようかと悩んだ事はありますか?
あなたはあなたの愛犬の食事を変えようと思ったことがありますか?
- ドッグフードのメーカーを変える
- ドッグフードから手作りに変える
- 手作りからドッグフードに変える
- 生食から加熱食に変える
- 加熱食から生食に変える
- 糖質を減らす
- グルテンフリーにする
- 肉中心から魚中心の食事に変える
などなど、食事を変えようとする時の方法は沢山あります。
あげたのは例えばの選択肢なので、まだまだ沢山変えるものはあると思います。
何に変えるのかではなく、どうして変えるのかがポイント
何に変えるのかと言うよりも何で変えようと思ったのかと言うのがポイントです。
よくあるパターンは
- 愛犬が今の食事を食べたがらない
- アレルギーが発覚
- 血液検査で引っかかった
- 友人(知人)に良いと言われた
という事が多いです。
あなたが食事を変えようかな・・・と思った時はどんな理由でしたか?
思い出せますか?もしかして、悩んでいる最中でしょうか?
ただ、変えようと思った動機の中にも注意するポイントがあるので1つずつ見ていきたいと思います。
1.愛犬が今の食事を食べたがらない
食事を食べたがらない・・・そんな時、食べるものを何か探さないと!と思われる方が多いです。
食事を変えると目新しいので、食べてくれると思いますが・・・その前に、少し気を付けて欲しい事があります。
- 病気ではないか:体調が悪くて食べられないという事はありませんか?
口の中のトラブル、どこかに痛みがあるなどあったら、食事を変える前に治療です。
念の為に、病気である可能性がないかどうかの確認はした方がいいと思います。
- 運動不足:お散歩は足りてますか?運動が足りてないとお腹がすかない・・・と言う事もありますよ。
- コミュニケーションの過不足:コミュニケーションのバランスが悪いと食欲が落ちると言う事も。
ドキッとしたあなた!メンタルバランスが整ってるかな?と一度見直してみるのもありです。
単純にわがままで食べない!と決めつけるととっても危険です。
正直わがままで食べないパターンもありますが・・・病院で調べてみたらトラブルがあった!という事も無きにしもあらずなので、気を付けて下さいね。
逆に、病院で調べたけどどこにもトラブルなし!という場合は食事を変える前に生活態度の改善も視野に入れていく必要ありです。
2.アレルギー検査で引っかかった 3.血液検査で引っかかった
これは食事の見直しが必要になってきます。
アレルギーの場合は反応が強く出ているものは避けるようにしたり、血液検査の数値が・・・という場合はその数値が改善するよな食事に変えていく必要があります。
手作りに変えるもよし、ドッグフードを変えるもよし。
そこまでは・・・と病院の先生がおっしゃるのであれば、サプリメントという場合もありますね。
パッと変えてしまう!というのはちょっと注意です。病院の先生と相談しつつ食事を変えていきましょうね。
特に老犬や体が未熟なパピーの場合はいきなり食事を変えるのは体調不良を招くことも。
減らす、取り除くのはパッとやってもトラブルは起こりにくいですが
増やす、新しく始めるのはパッとやるのは要注意ですよ!
今日食事を変えて、明日には劇的改善!!というものではありませんので、焦らずゆっくりがおすすめです。
4.友人がこれが良いと言われた
実は食事を変える動機の中で一番要注意なのがこれです
友人がこれが良いといったからと言うと試してみたくなる気持ちはよくわかります。
ですが!うちの子にはこれが合ったという意味合いが強いので
それが100%あなたの愛犬に合うかどうかは分かりません。
だって、100%誰にでも合う、いい物がこの世に存在するのであれば・・・
たぶん、人間がすでにそれを実践しているばずで、世界の常識になってる可能性すらあると思いませんか?
だって、生活している環境や犬種、年齢、運動強度、年齢、性別、性格などすべての条件が100%一緒の子っているのでしょうか?
同じ親から生まれた兄弟でも性格が違いますよね?
あなたの友人宅の子とあなたの愛犬は100%一緒ではない可能性が高いです。
と言う事は、鵜呑みにしてやってもいい結果が出るかは分かりません。
本当に必要?と一旦立ち止まる必要があるのがこの4.友人が良いといったというパターンで食事を変える場合です。
結構、怪しい情報が飛び交うのもこの選択肢の特長でもあります。
例えば・・・
多頭飼いすると犬がアレルギーにならないとか。
このをサプリで癌が消えるとか。
これを食べれば痩せるとか。
中にはキラリと光るアドバイスも潜んでいますが、あまり過度な期待をして調べる事もせずに実践!はちょっと危険かもしれませんよ。
ゆっくり焦らずやりましょう
食事を変える時、いきなりガラリと変えるのはとっても危険です。
新しい食事に体が慣れるまでの準備期間があった方が無難です。
ガラリと変えても大丈夫な子もいますが・・・
- 繊細な性格の子
- 胃腸が弱い子
- 老犬
- 体が未成熟な子犬
などの場合はいきなり変えるとトラブルの元です。
ゆっくり、ゆっくり体の反応(嘔吐や下痢がないかなど)を見ながら変えるのをいつもおすすめしています。
早い場合で3日程度で徐々に変化を。
ゆっくりな場合は1~2週間程度で変化を付けていくようにします。
それとプラスして、あなたが心配性の場合もちょっと注意です。
早く、結果が欲しくて焦ってしまう場合。逆に、慎重すぎて変えられない場合も。
今日明日で食事を変えないと死んじゃいます!という場合って本当は少ないと思うのです。
そういった場合は、たぶん強制的な治療が決まっている事が多いですからね・・・点滴や手術とか。
慎重すぎるぐらいがちょいどいいのかな?と思う事が結構あるのでゆっくりやりましょうとお話しする場合が多いです。
小さなことからコツコツと。繰り返していけば結果がついてきます。
失敗しても大丈夫。
その方法がちょっと違うよ。
もう少しゆっくりがいいよ、とあなたの愛犬が教えてくれたのですから。
さすがに
の2つのお家は愛犬の命をかなり脅かしてしまいましたが・・・
ここまで極端な方は少ないと信じていますので・・・
知識は必要です
食事を変えようとする時に知識は必要です。
知識が極端にないから砂糖水やお粥で子犬を育ててしまって病院送りになったのだと思います。
悲しいかな、鴨葱なのね・・・といらない高額なものを購入しちゃった方もいます。
今はインターネットで簡単に知識を調べる事が出来る時代です。
ただ、自分が意図する答えだけを見つける事が出来るのも難点。
ネットで何かを調べる時は「○○体にいい」と言う事と「○○体に悪い」と言う様に
必ず反対の意見も調べておくと、極端な方法に飛びつかずに一旦立ち止まって考える事が出来ると思います。
人に話を聞くときも同じです
同じ人に同じ質問をしても同じ答えしか返ってきません。(コロコロ変わる方が怖い気がする…)
違う方に同じ質問をして、同じ様な答えが返ってくるならその方法はあなたにとって合う確率が高いかもしれませんね。
ただし、人が変われば言い回しは変わります。
あの子は八方美人な犬
あの子は社交的な犬
両方とも犬同士の挨拶や犬見知りをせずにお付き合いしようとするのは同じですが…
なんか印象が違うと思いません?
それをあなたが似たようなことを言われてると思えるといいのですが…
全く違うことを言ってる!と中には感じてしまう方もいます。
そうすると「あの人とこの人は言ってる事が違う」となって余計に大混乱!なんて事も。
特に強烈な単語が混ざってた場合はそこの印象が強くて前後の文脈を聞かずに判断!みたいな事も起こりやすいのでお気をつけ下さいね。
メリット・デメリットはあるのが当たり前!
だからこそ、メリットとデメリットを考えてどう動くか決めていくしかありません。
でも、100%コレ!という選択をしたとしても後悔がないとは限りません。
だって、未来は分からないですもんね。
ああしておけばよかった…は結果からの逆算なのでよく起こります。
でも、その判断をした時のあなたはそれを知らないから仕方ないと思ったりもします。
この記事だって、100%正しいわけではありません。
あくまで私の考え方はこうですよと言うもの。
それでどう感じて、何を選択するかはあなたの自由です。
お料理教室や私の個人的なお客様の愛犬の基本情報を私が把握している上で
その方たちからの
調べてみたけど、これはどうだろう・・・という質問は大歓迎です。
よく知らない方からの
「これが良いと聞いたのですがどうですか?」
「このドッグフードがいいらしいですがどうですか?」という質問には
いいかもしれないし、よくないかもしれない
としか答える事が出来ませんのであしからず。
だって、あなたの生活環境の事も愛犬の事も知らないので答えられないんです。
ごめんなさいね・・・
逆にそんな情報のないままに「これはいいですよ」というのはかなり無責任で適当な事だと個人的には思うので。
だから、私と繋がりが直接ないあなたが上手く判断ができるようなヒントをブログで書きたいと思ってます。
なので!
こんな事、知りたいというリクエストは大歓迎ですよ。
食事を変える前に、まずはちょっと立ち止まって考える!
5分でもいいのでとりあえず自分でできる方法で調べる
めっちゃ大切です。