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昆虫食ドッグフード発売!

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ドックフードが昆虫食!

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2020年11月5日にネスレからピュリナが植物性および昆虫性タンパク質を含むペットフードを発売

という発表がありました。

 

以下は原文の翻訳です。(Google翻訳使用)

ネスレピュリナは、地球の資源をより有効に活用するたえに代替タンパク質をベースにしたペットフードを発売しています。

新しいラインは昆虫だけでなく、そら豆やキビからの植物タンパク質が含まれています。

 

Purina Beyondo Nature's Protein(←商品名だと思われます)は11月からスイスで最初に販売されます。

ピュリナの獣医と栄養士は2つのレシピをまとめました。

1つは鶏肉、豚の肝臓、キビに基づいています。

2つ目は、昆虫タンパク質、鶏肉、そら豆をしyしています。どちらのレシピも犬と猫に利用できます。

 

昆虫タンパク質は、ヨーロッパですでに動物飼料に使用されているアメリカミズアブの幼虫に由来します。

キビとそら豆は消化を助けるタンパク質、エネルギー、繊維を提供します。

栄養素の質を維持するために、すべての成分が蒸されています。

 

新しいペットフードは、猫と犬の様々な栄養要件、およびそれらの様々な味覚プロファイルを考慮して開発されました。

タンパク質源は犬と猫が必要とするすべての必須アミノ酸をそれぞれに異なるレベルの昆虫タンパク質と共に供給するためにブレンドされました。

 

ネスレピュリナペットケアEMENAのCEOベルーナムニエは、次のように述べています。

タンパク質源を多様化する事で資源を調達します。私たちは、ペットが今日そして明日必要とする高品質の栄養を提供しながら、長期に渡って持続的に調達できる方法を常に模索しています。

 

販売に伴い、ピュリナは新製品に関する貴重なフィードバックを得るために消費者を調査します。

代替タンパク質源の仕様に加えて、Beyondo Nature's Proteinの発売は環境にさらに貢献するでしょう。

 

ドッグフードと代替タンパク

近年アレルギーの犬に対応するために様々なドッグフードが販売されています。

あなたの身近な所でいうと「大豆」があります。

大豆は畑のお肉とも呼ばれていて日本では古くから精進料理などに豆腐、高野豆腐、湯葉、油揚げ、きな粉などなど色々なものに加工されて食されていました。

ヴィーガンのように動物性の食品を一切つかっていないドッグフードもじわじわと増えてきています。

動物性の食品を使わずに作られているドッグフードは植物性のタンパクを使用しています。

近年は食品の加工技術の進歩もあり、ポテトプロテイン(じゃが芋からテンプンを取り出すときに得られるタンパク質)

えんどう豆タンパク、ライスプロテインなどもドッグフードに使用されている事があります。

 

タンパク質=肉・魚というイメージですが

普段食べてい米、小麦、野菜にもタンパク質が実は肉や魚に比べると少ないものの、含まれていてそれを抽出する技術が向上してるからこその植物性タンパクなのかなと思います。

 

昆虫タンパクは世界をすくう!?

2020年5月無印良品がコオロギせんべいを発売を開始、このニュースにとても驚いたのを今でも覚えています。

当初はネット販売のみでしたが、10月14日より取扱店舗を拡大して一部店舗での購入も可能となっているようです。

コオロギせんべいのページはこちら←虫の絵が出ますので苦手な方は気を付けて下さい!

 

人口増加による食料の確保や家畜を育てる際の環境問題(ウシのげっぷに含まれるメタンガスは有名ですよね)などを考えた時に、人間が廃棄した食糧でも育ってくれ、しかも生育のスピードが速い虫は今後、身近になるのかもしれません。

 

その流れの1つがドッグフードにも来たのだなと、ネスレの発表をみて思いました。

 

虫を食べる愛犬たち

我が家の13歳あくびは・・・去年の夏にセミの幼虫の存在を庭で認識。

食べるとは思わず「クンクン」してるなぁと眺めていたらパクっと!!

 

衝撃でした・・・

 

まさかうちの子がというのが飼い主としての感想です。

 

ただ、下積み時代にお世話している犬達の一部にはセミの幼虫とアブラゼミを好んで食べる子が居たのも事実。

初めてセミを食べている犬を見たのは忘れもしない18歳の夏・・・

研修中で朝イチのお泊りの犬達のおトイレ出しを手伝っている時、ジジ、ジジッという音とバリバリというそしゃく音。

振り返るとアブラゼミをおいしそうに食べているアメリカンコッカー・・・

 

その後も、セミやセミの幼虫を食べる犬達に沢山出会いました。

 

その中で、

  • クマゼミの成虫は食べない。
  • アブラゼミは好んで食べる。
  • 幼虫はセミの種類関係なく食べる。
  • 死後時間がたっているセミはアブラゼミでも食べない。

などという、あまり欲しくない知識が増えてしまいました(三苫調べ)

 

子供の頃、姉とセミ取りにいそしみ。

夕方になると土の中から出てくるセミの幼虫を父と姉と一緒に公園に釣りに行った経験が無駄に活きましたね・・・

 

アブラゼミの幼虫は都心部ではあまり見かけず、殆どがクマゼミの幼虫。

幼虫の大きさをみて「あぁ、これクマゼミだわ」と見分けられるのが犬が幼虫をパクっと食べる時に判断できるとは・・・

恐るべし幼少期の学習体験・・・です。

 

セミ以外にもポリポリと乾燥したミミズを美味しそうに食べる子・・・などなど

犬と昆虫だけでもう1つブログが書けそうなほどです。

 

室内犬が多くなったので、ある一定の時期からこういった虫を食べる犬を目撃する機会は減りましたが・・・

 

犬達からしてみれば、きっと昆虫食はそこまで不自然な物ではないのかもしれません。

 

昆虫入りドッグフードの見ためは?

たぶん、あなたが気になるのは見た目ですよね?

イナゴの佃煮や蜂の子のように「虫そのもの」の形だと、抵抗がすごいのでは!?と思います。

 

ネスレが発売するのはドライフードなので、当然使用される昆虫は粉末状になっていると思われますのでご安心ください。

 

昆虫を食べる習慣が幼い頃から当然のような環境で育っていればきっと、抵抗があるという人も少ないのかな・・・と思います。

 

とはいえ、昆虫食はまだまだゲテモノ扱いなのも事実。

 

どこまでドッグフードに昆虫食が浸透するのかはまだ未知数です。

 

 

 

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