老犬の体重を増やす5つの方法
あなたは愛犬が老犬になった時に体重を増やす必要があった場合、どんな手段をとりますか?
- 手作りごはんにする?
- 持病もあるので特に食事は変えない
- フードを今までのものよりハイカロリーなものに切り替える?
- 缶詰などを使う?
- 点滴を打ってもらう?
どんな手段が思いつきますか?
なりふり構ってられない時という時が必ず来ます。
どんどん痩せていく愛犬…
どうすればいいのかが分からない。
あなたがもし、そんな状況になった時どうすればいいか関係ないな、と思う間に考えておく事をオススメします。
なぜなら、いざ愛犬が倒れた時冷静でいられないから。
かくいう私…2021年で犬の仕事について20年目に入りました。幾度となく犬を看送り、看病も介護も沢山、飼い主さんと一緒に経験してたはず。
なのに、愛犬の武ちゃんが2021年の2月に倒れた時泣きじゃくってしまいました。朝の8時半までは普通にしてたのに…
30分後の午前9時にはふらついて歩行もままならなくなり、嘔吐…
このまま死ぬかもしれない
これが頭の中でぐるぐると…
冷静に症状を見ることができず、死んでしまうと言う思いに囚われてしまったのでした。
倒れる前9.5キロあった体重は2週間もせずにあっという間に7キロに減少。
倒れてから排泄も意識的にする事が難しくなり、マナーベルトをしてましたが、どんどん痩せて細くなるウエストをマナーベルトを巻く度に「このまま餓死してしまうのでは」と思ってました。
とりあえず、持てる全ての手段を使いまくって…
倒れて2ヶ月後には体重が9.4〜9.6キロをウロウロ。ほぼ、元に戻せたのです。
↑ふくふくのお尻が戻った9キロ記念の1枚。
倒れた直後は
食べられない日々が続きました。
沢山食べた!と思っても下痢。食べた以上に下痢で体重が減るなんて事も。
今日はどれを食べるだろう。
今は何がいいのだろう。
そればかりを考えてました。もし、あなたが今、愛犬の介護中ならきっとこの気持ちがわかってくれると思います。
食事事情、武ちゃんの場合
我が家は基本、みんな手作りごはんを食べてます。おやつもほぼ、手作りのもの。
倒れた時に用意したものをずらっとあげますね。
- いつものご飯
- お肉を圧力鍋で柔らかくしたもの
- 半生のドッグフード
- 缶詰のドッグフード
- 犬用ちゅーる
- 自家製ちゅーる
- 柔らかい犬用ジャーキー
- 私が焼いたパン
- 自家製スープ各種
- かすてら
- 卵
- プリン
- ヨーグルト
- セブンイレブンの110円のメープルカステラ
- チーズ
- シフォンケーキ
- 市販のパン(高級食パン安いのは食べなかった)
- マドレーヌ
- 子猫用レトルトパウチフード(ペースト状)
- 猫用エナジーちゅーる
- 半生キャットフード
- ドライキャットフード
- 缶詰のキャットフード
ざっとこんな感じです。
細かく書けば、もっと種類はあるのですが、こんな感じ。
さて、何を食べるかな?とちょこちょこ出す。
今日食べないものを明日食べるかもしれない。
昨日食べなかったものを今日食べるかもしれない。
今日、良く食べたものは明日には食べないかもしれない。
食べるものは毎時間変わる。
それを理解してても思ったより食べてくれない我が子を見るのはきついです。
武ちゃんの場合
倒れて90日ぐらいまでは
市販の犬のものはほぼ全滅でした。
食べるのはこちらが手作りしたもの。
それと、子猫用のペースト状になったキャットフードを少々。
気まぐれにチーズ。
食べる量が圧倒に減るので、何かしら口にしてもらって1gでも体重減少を食い止めるためにあれやこれや…
食べてくれるだけで嬉しい
食べてくれるだけで嬉しいんですよね。
逆を言えば言うと、食べないと不安が襲ってくる。
正直、倒れてから90日はなかなかまともな食生活とは縁遠く、当たり前ながらうんちを固めてくれるような食べ物をあまり食べないのでうんちは柔らかい状態(軟便)がほとんどでした。
食べるものを探す!
このブログを読んでくださってる方の中に、今まさに愛犬の老化と向き合ってる!という方もいらっしゃるのでは?と思います。
とにかく、犬が中毒を起こさない食べ物であればなんでもいいんです。食べるものを探す!!
それが老犬の体重を増やす極意だと思います。
犬用じゃないから…とか言わずにあれこれやったんだよというのを知って欲しくて書きました。
まぁ、あくまで倒れたりした事のある老犬に限りですが…
武ちゃんが倒れて、もうすぐ7ヶ月です。
前庭疾患で倒れてからじわじわと免疫が下がってきてるな…という健康トラブルがチラホラ。
老いゆえ、仕方ないことでもありますが…
とりあえず体重はキープ!できてますよ。
まだまだ、沢山書きたいことはありますかわあまり長くなっても読むのが大変なので今日はここまで。
また、今度続きを書きますね。