愛犬のために料理を学ぶ!?
写真は5月の端午の節句用のお子様ランチです。
- オムライス
- ナポリタン
- プリン
- ハンバーグ
以上の4品。
お料理教室なので、いつもより豪華なご飯を作るようにしております。お家でなかなか作らないものを作って、持ち帰り行事食として飼い主さんも季節を味わってもらう。
思い出作りも兼ねております。
ただ、普通に料理を作ってるだけでなく
- 愛犬の食事の幅をひろげる
- 愛犬の食事に対する間口をひろげる
- 愛犬の反応の観察をしてもらう
- いずれ来る愛犬の介護に活かす工夫
なども兼ねております。
食事に対する間口を広げたら、受け入れる体制がついてくれます。
そうすると新しいフード、新しいおやつなどの食べ物を「ちょっと食べてみてもいいかも」という気持ちになってくれます。
いや、うちの子はそんなのなくてなんでも食べる!とよく言われますが…
なんでもよく食べるお家こそ、要注意なんです。
なんでも食べるは子は、実は飼い主さんが何が好きか知らない。
というより、何が好きか考えた事がない場合が多いのです。
なんでも食べてくれるから。
そうなると…
いざ、病気でご飯が入らなくなった時に「何を食べてくれるか分からない」とおっしゃいます。
なんでも食べてた子がなんでも食べない子になる。
みんないずれ来ます。
なので、関係ない!と思える若いうちから
- 間口をひろげたり
- 幅を広げたり
経験を沢山、あなたと愛犬で積んで
どの食材、どの香りの時に愛犬が反応するのかを観察する目を鍛えてもらうのです。
- 甘い香り?
- 胡麻の香り?
- 牛肉の香り?
- 鶏?豚?卵??
- 干し椎茸の香り?
どんなときに鼻が激しくクンクンするのかお料理教室の時は「わぁ、めちゃくちゃ匂ってる」とわざと指摘して意識してもらったりもしておりますよ。
どんなに食に興味がない子でも、きっかけは作れます。
絶対、反応するものがある!と知ってるのでどういうペースでその子が受け入れを始めるのか…はそれぞれですが、信じてあれこれ試してみる。
初めは「この子はそんなに興味がない」からと思ってても諦めなければ「これ、好き」という日がきます。
お料理教室に参加されてる方はきっと、今は分からないはず…この知識が老犬になった時に効いてくる事を。
プリンは介護食になりますし、アガーを使うことで食物繊維もしれっととれるようにしております。
そうすると、うんちが安定しやすくなります。
ハンバーグば普通に作ると美味しそうな色味にならない…というのを回避するコツを入れてます。
ナポリタンは麺も犬は好むのですよ!という体験を。
オムライスは1度炒める事によって香りが良くなること、おじやは水分が多すぎて量が入らない子にいかが?と。この、炒めるという事を食事の前にすると鼻が動いて「食べるモード」に入りやすいのです。
目が見えなくなっても、耳が遠くなっても、嗅覚は残ります。
だから、お料理教室では香りがいいものを作ってます。「わぁ!いい香り」と飼い主さんが思わず声に出ちゃうごはん、一度ご体験下さいませ。