手作りごはん

犬の膵炎の食事

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レシピサイトでもアクセス数の多いこの膵炎ごはんレシピ

それだけ膵炎になってしまう子、なった事のある子が多いのでしょうか…

 

かくいう我が家の愛犬あくびさん(現在13歳)も若いときに1度膵炎になっております。非常に軽度で診察して、輸液と吐き気止め、抗炎症の注射を打ち帰宅となったはず…

 

はず…というのは若かりし頃すぎて記憶がなく。入院は今まで1度も経験がありませんので、その日のうちに帰宅したのは確かなんです。投薬もあったような…なかったような…

愛犬が膵炎になった!というお話を聞くと大抵の場合は入院してるようで、入院中は気が気じゃないのだろうと思います。

2018年ごろに急性膵炎の特効薬が出てからはそちらのお薬を使うらしいですが…あくびが膵炎になった時にあったらもう少し早く良くなってた?と思わなくもないですね。

下手すると亡くなってしまう事もある膵炎。1度なると繰り返しやすいだとか…そんな事を病院の先生に言われた日にはゾッとします。

この記事を読んでるあなたももしかしたらそんな経験をされたお一人かもしれませんね。

すこしでもそんなあなたの役に立ちますように。

膵炎ごはんのポイント

  • 低脂肪(脂質を控える)
  • 消化に良いものを
  • 不溶性の食物繊維は減らす

この3点が大まかなポイントです。

その他のポイントは

刺激物を控えたり、食事の時間はなるべく規則正しくする、脂溶性のビタミンがとりにくくなるので注意するという感じです。

 

膵炎には脂質が天敵!という感じですが、絶対ゼロにしなくてはいけないという訳ではありません。

体調を見ながら、ほんの少しはごはんを作る時に使うのもありです。

脂質も大切な栄養素の1つですからね、低脂肪の療法食にも脂質は入っています。

ただ、揚げ物や脂身の多い肉を使う、炒める時に油を使うというのは意識して控えておく方が無難ですよ。

膵炎ごはん色々

↑この写真は膵炎用のごはんです。

膵炎を繰り返してしまった愛犬の為に個別レッスンの時にできたごはんたちです。

 

今回のレッスンの飼い主さんからのリクエストはこんな感じ。

  1. 基本的に療法食を食べさせる。
  2. 療法食のみでは食べてくれないのでトッピングが欲しい。
  3. 同じ物が続くと食べなくなる。
  4. おいしい!と喜んで食べてくれるものが知りたい。
  5. 作るのに簡単な方がいい。
  6. スープ系は使い勝手がいいので欲しい。

ということで、上記の写真のごはんが完成しました。

メニューは

  • 鶏ふりかけ(ササミと皮なしムネ肉)
  • 自家製ちゅーる
  • 野菜ポタージュ
  • 豆乳野菜ポタージュ
  • 野菜ポタージュ(和風バージョン)
  • 和風だし(アゴ、昆布、干しシイタケ)
  • 膵炎ごはん(蒸し器バージョン、レンジバージョン)

8種類作ったのですが

膵炎ごはんはレシピの2倍量を作って蒸し器とレンジとで加熱方法を変えてます。

お手軽なのはレンジですが、たぶん美味しいのは蒸し器。

フードのかわりにこれだけで食べてもいいタイプの1品です。

 

ふりかけ、スープ(野菜ポタージュ、豆乳ポタージュ)ちゅーるは実は1つの鍋で作ってます。

ここがポイント!なんです。

水煮はまずい

愛犬が膵炎になった!というお家。

そうでなくても、手作りごはんを作っているあなた!普通のお水で煮てませんか?

「え?普通じゃないの?」と思ったあなた

例えば、お湯に味噌を溶かしたみそ汁を飲んだ事ありますか?

お出汁があるかないかでおいしさが変る・・・もし、お湯に味噌を溶かしただけのみそ汁を飲んだ事がないあなたはぜひ、体験してみて下さいね。

 

お出汁が使われているだけですごくおいしくなるんですよね・・・

 

犬達も同じです。

水で野菜を煮るより、だしを使って野菜を煮た方がおいしいと感じでくれます。

お肉を煮る時も同じ食欲が落ちていて、しっかり食べて欲しい時は鶏ガラスープや一番出汁などで煮るとうま味がプラスされて犬も食べたいという気持ちになりやすいです。

 

え?犬の味覚ってそんなの分かるわけない・・・と思ったあなた。

水煮より鶏ガラスープや一番出汁を使った方が香りがよくなります。

香りは犬の食欲をそそるうえで重要ポイント!です。

そして、鶏ガラスープや一番出汁などのうま味はタンパク質。

犬はタンパク質に敏感ですから、膵炎のごはんだけではなく、食べて欲しいと思った時はうま味を意識するといいですよ。

 

という事で、今回作った食事は圧力鍋にまず野菜を入れて、その上にササミと皮なしむね肉を乗せてから水を注いでます。

この時に使用したお野菜の1つにはうま味たっぷりの干しシイタケも使用しいているのがポイントです。

今回は干しシイタケでしたが、昆布を入れてもうま味がしっかり出ると思いますよ。

うま味の詳しいお話はまた今度。

今回はスープを作った後、簡単に裏ごしして不溶性の食物繊維を軽く取り除いています。

裏ごしする事で、消化しずらい干しシイタケなどのきのこ類、昆布などの海藻類も大量でなければ使いやすくなると思います。

 

裏ごしは簡単に

裏ごしは、まずは煮た野菜をミキサーにかけてから、ザルなどで裏ごしして下さい。

(繊維が多いと怖い!という場合は目の細かい物で裏ごしする必要があります)

他の症状がある犬は

膵炎のほかに、持病がある場合は今回の方法での食事だけでなく、その他の症状とも合わせて食事を考慮する必要があります。

膵炎だけだと低脂肪を意識しておけば・・・という感じですが症状が重なれば重なる程、食事を考えるのが難しくもなります。

こちらを立てれば、あちらが立たず・・・と言うのが多いのは老犬になってからですかね。

 

そういった場合はかかりつけの獣医さんに尋ねるといいですよ。

「先生、今はうちの子に最優先なのはどれですか?」と

体重を増やすのが優先、膵炎の症状が起きないようにするのが優先、その他の症状が優先と教えてくれます。

これ1つやれば全部がすべて上手く!という万能薬はありませんから、その時々に合せてやっていきましょうね。

 

 

 

 

 

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