知らず知らずにカルシウムに汚染される!?
子犬の時に牛乳を飲ませたいと人普通の牛乳を買って飲ませた経験があなたにはありますか?
あなたが愛犬にドッグフードや手作りごはんを食べさせている時にふとカルシウムが足りているかな?と感じた経験はありますか?
おやつのパッケージに「カルシウム配合」と書いてあったら思わず手に取ってしまうなんて事ありませんか?
実はそれ、カルシウムに思考が汚染されているサインです(笑)
私はそういった方々をひそかにカルシウム教の信者さまと呼ばせて頂いております。
冗談のように聞こえますが、一定数いるカルシウム教の信者さま。
日々、愛犬にカルシウムを布教するべくせっせとカルシウム豊富なイメージのある食品を食べさせておられます。
カルシウム教の信者さまが口をそろえて仰ること!!それは
骨を丈夫にしたい!
でも、本当にカルシウムの多いイメージのある食品を摂るだけで骨は丈夫になるのでしょうかね・・・
あなたの愛犬の骨が丈夫になるためには
カルシウムを食べさせるだけでは骨は強くなりません。
カルシウム以外に骨を強くするためにはビタミンD、ビタミンKは欠かせません。
骨材料になるカルシウム
カルシウムを吸収するのを助けるビタミンD
体内に取り込んだカルシウムを骨沈着させるためのビタミンK
それだけではなく、タンパク質をしっかりとる事も骨密度低下を防ぐために大切です。
こう見ると、じゃあ全部食事やサプリメントで摂れば大丈夫!と思ったあなた!
ちょっと待った!!最後まで記事を読んで下さいね。
運動も欠かせません
食事やサプリメントだけで骨が強くなるのであれば、人間の骨粗しょう症はあっという間に解決してしまっていないとおかしいと思いませんか?
実は骨は負荷がかかるほど骨を作る細胞が活性化するという性質があります。
あなたとあなたの愛犬が日々のお散歩を日課にしていれば大丈夫かなと思います。
あなたの愛犬がお散歩の習慣がないという場合はある程度意識して運動をさせる必要があります。
その際、フローリングなどで走らせると犬がすべってしまうので、注意が必要です。
愛犬の骨を強くしたいのであればお散歩を個人的には推奨します。
お散歩は一石二鳥
お散歩はどんな時間に行っていますか?
朝?昼?夕方?夜?
骨の事を考えるのであれば日光浴もできる時間帯のお散歩!です。
先ほどお散歩は負荷がかかるので骨を強くしてくれる事が期待できると書きましたが、プラスで日光浴が出来る時間帯だと最高です。
なぜならビタミンDを増やしたり活性化させるのに日光浴が大きな役割があるからです。
季節やあなたのお仕事の都合などで難しい事もあるかもしれませんが、いけるチャンスがある時はぜひ
日光浴散歩を意識してみて下さいね。
なにも牛乳だけがカルシウムじゃない
犬は牛乳のなかに含まれている乳糖を消化できずにお腹が緩くなってしまう子が多いです。
それは知ってる!という方の中にはペットの牛乳やヤギミルクをあげている方も。
もちろん牛乳に代表されるような乳製品はカルシウムが多く含まれる食品です。
でもそれ以外にも葉物野菜、大豆・大豆製品、海藻、小魚などもあります。
ペット用の缶詰で骨が指で潰せるほど柔らかく煮た水煮缶などもカルシウムを摂るという意味では有効だと思います。
ドッグフードにそもそもカルシウムが入ってます
総合栄養食とパッケージに表記されているものは表記するために規定の量のカルシウムが入ってる事も条件なのでわざわざカルシウムを追加する必要はありません。
むしろ、良かれと思って追加した結果カルシウム過剰になってしまった・・・
というリスクもありますので、気を付けて下さいね。
カルシウムサプリはアウトです
牛乳や煮干しを愛犬に・・・とあなたが思うのであればお腹を壊さない牛乳や食塩が添加されていない煮干しであればあげても良いと個人的には思っています。
ただ、サプリメントはアウトです!
どうしてもカルシウムのサプリメントをあなたが愛犬に食べさせたい場合は今の食事内容と合わせて獣医さんに相談して下さい。
過剰に摂取すると骨の病気の発症リスクが上がるとも言われていますので、サプリメントは本当に気を付けて下さいね。
骨折リスクが高くなってる?
ひと昔前は犬が骨折するという場合は車に引かれたなどの大きな事故の時のみとうい印象でした。
最近は犬がそもそも小さいので飼い主さんが足を踏んで
ちょっとした段差から飛び降りただけで
という事も耳にする事が増えた様な印象があります。
流行の犬種では売れるからと言う理由で繁殖している事も多く
残念ながら先天的に骨がもろい・・・という子も。
あくまで、これは私一個人の感覚なので実際は違うのかもしれませんが・・・
ペット保険で有名なアニコムの骨折の記事参考までにリンク載せておきます。
カルシウム教に染まらないためには
ここまで読んでもカルシウムあげたいあなたはカルシウム教にどっぷりです。
骨を強くしてあげたい親心は分かります。
いつまでもしっかり歩いたり走ったりして欲しいですもんね。
特にあなたが今、仔犬を育ててる場合このカルシウム教にハマりやすい時期でもあります。
ただ、カルシウムだけあげれば全て解決!という訳ではないのが伝わってれば嬉しいなぁ…と思います。
適度な運動と美味しいごはん!
カルシウムを食べさせたくても、そもそものごはんを食べてくれないと意味がありませんから。
しっかりとお腹を空かせるのも意識してみてくださいね。