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ドッグフードの選び方:半生フード編

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半生のドッグフードはどんな子が食べるの?

 

カリカリのドッグフードと缶詰やレトルトの中間に位置するのが半生(セミモイスト)のドッグフードです。

半生のドッグフードを犬達が食べている割合はとても低いのですが、トイプードルなどの超小型犬で食が細く、選り好みするような子の場合、半生のドッグフードを食べさせているお家が多いように感じます。

後は歯が悪い子、固い物を食べるのが苦手な子、老犬になって歯が衰えてきた子も半生のドッグフードを使かおうかと検討する事があります。

 

あなたの愛犬はどうですか?心当たりがありますか?

今は関係なくても、老犬時代はあなたの愛犬にもいずれ訪れるので知識として頭の片隅に入れておいて損はないと思います。

ぜひこの記事にお付き合いくださいね。

 

半生フードは注意が必要

カリカリのドライフード、缶詰やレトルトパウチのウェットフードに比べて半生のドッグフードには保存料、着色料、砂糖などの添加物が多く含まれている傾向があります。そのため、購入する際にパッケージをよく見て購入していくあなたの知識が試されるフードとも言えます。

 

パッケージを見る時のポイント

  1. コーンシロップ、麦芽糖、ぶどう糖果糖液糖などの甘味料はフードの保水性をキープする役割も兼ねているので、半生の独特のぷにゅぷにゅとした柔らかな食感を保つために多く添加されています。あの食感をキープするためとはいえ、かなりの量が使われている傾向が強いので、糖尿病の子はおすすめできません。甘味料は犬に絶対必要とする栄養素ではありません。パッケージの原材料一覧をよく見て甘味料の表記が少ない物や多い物から順に記載される決まりに従って、甘味料が後ろの方に記載されている物をなるべく選ぶようにすると良いとおもいます。
  2. 着色料のつかわれていないものを出来るだけ選んでいきましょう。着色料は犬達のために使われているのではありません。あなたが開封した時に「おいしそう」「きれい」と感じてくれるように演出するものです。あなたの愛犬はカラフルな色がついていようが、いまいが関係ありませんので購入する際の半生フードの色につられない様に注意して下さいね。
  3. かわい形にも要注意です。犬はフードの形をみて「食べよう」という気持ちにはなりません。「ハートの粒可愛い!パクッ」なんて事はないのです。なぜ、ハート型にするのかと言うものを掘り下げて考えると飼い主さんの購買意欲を高めるためという事にいきつくのではないでしょうか?シンプルな形の多いドライフードに比べて半生のフードの形はバリエーション豊か!購入する際に可愛い形は考慮しない方が良いと思いますよ。
  4. イメージ画像に惑わされないようにするのも大切なポイントです。パッケージにはフレッシュ感あふれるお肉や野菜、牛乳やチーズの絵が使われている場合もありますがあくまでイメージ画像です。本当に使っているとは書いていませんし、本当に使っているものであれば、原材料一覧を見るとはっきりします。美味しそうな牛肉のステーキ風の絵が載っていて、原材料一覧を見ると極端な話「ビーフエキス」だったりという事もあるんです。ぱっと見の印象にも注意しておきたいポイントです。
  5. 保存料もよしあしです。保存料が少ない物の方が体にいいと感じる方の方が多いのではないでしょうか。半生のフードは保存料が少ないとそれだけ、腐ったりカビが生えたりするリスクがあります。半生のフードで無添加というのなかなか現実的ではないのが現状です。

 

だれ目線を意識した商品なのか

愛犬の為の食事を選んで買うのは飼い主さんです。だから、飼い主さんの手に取ってもらいやすいように意識した商品が数多く見られます。これは犬達のフード、サプリメント、おやつを購入する時すべてに当てはまるのですが、特に日頃の体調に直結するようなフードとサプリメントは中身の原材料や成分で飼い主さんを惹きつけて欲しくありませんか?極端な話、ドッグフードやサプリメントには可愛い形はいりません。あなたがドッグフードに求めるのは可愛さですか?それとも愛犬の健康ですか?

 

要冷蔵が基本です

半生のフードは酸化防止剤や防腐剤といったような保存料が多く入っているにも関わらず悪くなりやすいという特性があります。

なので、半生のフードの多くは300g~500g程度に小分けされた小袋が何個かがパッケージの大袋に入っているという形で販売されています。なので、未開封の時は常温保存でも大丈夫なのですが、開封後は冷蔵保存となります。

ドライフードのように開封後も常温保存をしてくと非常に危険ですのでご注意くださいね。

 

半生フードは基本国産です

ドッグフードを選ぶ時に国産を選びたいという方が少なからずいます。海外産のものも沢山出回っているドライフードとは違い、半生フードは殆どが国産です。

国産のものを選ぶというのは半生フードでは判断基準にはなりませんのでお気をつけて!

価格の幅はそこまでありません

ドライフードのように1kg数百円〜数千円というような価格の極端な幅はあまりないのも特徴です。

半生フードの多くはドラッグストア、ホームセンター、スーパー等比較的リーズナブルなフードを取り扱う店舗で売られている事がほとんどなので、あまり価格に差がないのが特徴です。

ドッグフードの選び方:ドライフード編

でお伝えした予算を決めるというので予算内の物を探されるといいと思います。

逆にペットショップ等ではなかなかお目にかかることのない半生フード。もし、取り扱いがあればホームセンター、スーパー、ドラッグストアで見かけるものより価格も高く、しつが良い物に出会えるかもしれませんね。

 

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