食養生(しょくようじょう)って?
協会の名前に食養生という言葉を入れる!これは、法人を設立するときにパッと決まった事なのです。
食養生の意味は食べ物の栄養を考慮しながら病気の予防、治療をはかること。
特に私が意識したのは「病気の予防」です。愛犬が病気にならない方があなたは嬉しくないですか?
ピンピンころりという言葉があるように、出来ればこの世に生を受けた命を全うするその日まで、元気に自力で食事をしたり歩いたりする愛犬でいて欲しくありませんか?
ずっと元気でいてもらうために
病気になってから食事や生活習慣を変える、もしくは変えようとする方がとても多いです。
が、病気になりにくいように生活をしておくほうが圧倒的に効果が高いと私は思っています。
例えば、テーブルの上に今にも落ちそうなジュースの入ったコップがあったとします。
あなたはコップが落ちないよう移動させるのと、落ちてしまって割れたコップやこぼれたジュースを片付けるのはどちらが楽だと思いますか?
多くの方は「コップが落ちないよう移動させる」という方が楽だと思うのではないでしょうか。
ちょっと強引だけと、それは愛犬の食事にも言えるのではないかなと思って「犬の食養生」という名前を法人名につける事にしたのです。
ずっと元気でいてもらうためにはどんな食事方法、食材を選ぶのがいいのか今、目の前にいるあなたの愛犬の1年後2年後を想像してみて欲しいなと思っています。
いま、あなたの家にあるおやつやフードは1年後2年後に愛犬の財産になるようなものですか?
愛犬が病気になった時に「こうしておけばよかった」と涙を流す飼い主さんを沢山見てきたからこそ「今、この瞬間良ければいい」という食事ではなく「ずっと元気でいてもらう」食事を意識できるようなお手伝いをさせて頂ければと思い法人を立ち上げる事にしました。
食事の仕事をする人が増えてきて
犬の食事の専門家も随分増えました。その中で、ずっと違和感があったのです。
何で、犬のための食事なのに人間の方法を丸写ししたような方法を書いているのだろうと。
栄養的には100点満点の食事なのに「ごはんを残す犬」「野菜を食べない犬」がいます。その時に、犬の心理を知っている人とそうでない人ではアドバイス方法変わってきます。
ごはんを残すというのを聞いて「じゃあ、食べるものを探しましょう」と対処療法で対応するのか
「なんで食べないのか」という原因を一緒に考えていける専門家がどれぐらいいるのだろうかと。対処療法の方がお手軽で、簡単ですが、じわじわとあなたとあなたの愛犬の将来の選択肢を狭めてしまうのでは。
養生するという視点から、あなたと愛犬の数年後を見据えたアドバイスができるプロや飼い主さんを育てていきたい。
そんな輪のが広がるようにという思いを込めて「犬の食養生推進協会」という名前を付けました。まだまだ「しょくようせい?」「たべようじょう?」「しょく?」とすらっと読んでもらえる事が少ないですが、法人の名前と共に
食養生の意味
食べ物の栄養を考慮しながら病気の予防、治療をはかることも広めていければなと思います。