手作りごはんのたんぱく源どうしてますか?
手作りごはんを作る時、肉や魚をどう使ったらいいのかと悩む事があるようです。
ずっと鶏肉だけというお家もあれば、肉と魚とあれこれ混ぜて沢山の種類を使うというお家もあります。
絶対にこれでなくてはならない!というルールはありませんが
- アレルギーの子
- 皮膚にトラブルが出やすい(今、出ている)子
- 胃腸が弱い子
など、あなたの愛犬が当てはまる様であれば食事の見直しをするとよいかもしれません。
中でも押さえて欲しいのがタンパク源の材料です。
食事のカウンセリングをしていると、上記の悩みを抱えた飼い主さんとお会いする事が多く、何とかしてあげたいと食事をドッグフードではなく、手作りごはんにしている方が多いのでその食事内容をお聞きしています。
その時に割と多いのが↓このようなごはん↓
牛肉のミンチ、鮭、鶏レバー、いりこ、キャベツ、人参、米、を鍋で煮る
この場合、牛・鮭・鶏レバー・いりこ、4種類のタンパク源が含まれています。
もし、このごはんを食べてあなたの愛犬に痒みが出て、皮膚が赤くなった時どの材料があなたの愛犬の症状を引き起こした可能性が高いかすぐにわかりますか?
多くの場合、アレルギーのような症状がでた時はタンパク質を原因として疑いますが、先ほどのごはんだと
牛肉?鮭?鶏レバー?いりこ?どれが原因なのか・・・
まずは、1番怪しいとあなたが思うものを使わずに様子を見る必要があります。
それが違った場合、次に怪しいと思ったものを・・・と言ったように1ずつ繰り返していく必要があります。
パパっと1つずつ減らしてけばいいわけではありません。痒みや皮膚の赤みが出るのか出ないのか確認する必要が出てくるので、その確認作業は時間がかかってしまいます。
その繰り返す時間をあなたは短縮できるとしたらどうですか?
それと、朝は鶏肉、夜は魚といったように朝晩で違うタンパク源を使ったごはんを食べさせるのもあまりおすすめではありません。おすすめしない理由は同じく、朝と夜どちらのごはんがトラブルを引き起こしたのかが分かりにくくなるためです。
1種類のタンパク源に絞るメリット
先ほど、4種類のタンパク源が入っていた場合、1つずつ確かめて行くのに時間がかかると書きました。
1つのタンパク源に絞るメリットはあなたの愛犬にもし何かしらのトラブルが起こった時に原因が特定しやすいというメリットがあります。
あら、今日のごはんはちょっと合わなかったの?と
すぐに、違うタンパク源のご飯に変える。ただ、それだけです。
厳密にいえば、一旦違う食事に変えて様子をみて愛犬の調子のいい時に本当にそのタンパク源が愛犬にトラブルを起こさせるのかを確定させるために色々やる事はありますがこのお話はまた、別の機会に。
タンパク源のおすすめの使い方
1日のタンパク源は1つにする。
鶏肉の日、牛肉の日、豚肉の日、卵の日、鮭の日、青魚の日といったようにローテーションしていきます。
1日1日変える必要はなく、2~3日分まとめて作って食べ終わったらタンパク源変更という感じです。
ここでちょっと、私がごはんを作って届けているお家の食事内容をご紹介しますね。
※ここのお家は1カ月の半分のごはんをご自身で用意(ドッグフードの時もあり)残りの半分を三苫が担当しています。
例1:鶏ひもキンカン(2日分)→豚タン(2日分)→豚レバー(2日)→鶏モモ(1日分)
例2:牛肉(2日分)→ブリ(1日分)→豚肉(2日分)→ササミ(2日分)
例3:鶏むね肉(2日分)→砂肝(2日分)→豚肉(3日分)
例4:ラム肉(1日分)→卵(1日分)→きびなご(2日分)→とりモモ肉(2日分)→鶏レバー(1日分)
こんな感じです。お魚はなるべくいい物がある時に購入するようにしているため、しばらく食べさせられない時もあります。
このほかに、豆腐や納豆、タイ、黒ムツ、イノシシ、鹿などいろいろ使っていますが基本的に複数のタンパク源を1度に使用する事はほとんどありません。
まとめ
1回の食事に使うタンパク源は1種類にする
1日の食事のタンパク源も1種類にする(朝・晩で変えない)
この2点を手作りごはんを食べさせてるのに、何だかイマイチ・・・というあなたは意識してみませんか?
早ければ1カ月で変化が実感できると思いますよ。
今回ご紹介したのはあくまで一例ですが、愛犬の皮膚トラブルで悩んで手作りごはんにしたのにイマイチ思ったような結果が出ない・・・と思ってるあなたの助けになれば嬉しいです。